第二回

演奏分析:聖ヘンリーアンプトン卿の葬式

第一回でご紹介した曲の演奏をいくつか聴き比べてみたところ、

演奏者の体運動習性を論ずる適材と考えこれを共有してみることにした。

まずは、以下の4つの音源をきいて、どのような印象の違いをもつか

試してほしい。

演奏1:フランダースリコーダーカルテット

演奏2:Julian Bream

演奏3:Jordi Savall

演奏4:Nigel North



演奏1は輪郭がはっきり分からない、

4種や2種の核心を表出しない感じが、情緒の流れを

滞らせる感じです。


演奏2は、情緒に流されない、テンポ感を持って

います。前後が良い意味で、感情的になりすぎない

バランスを保っていますね。

その分たっぷりな間が薄れているので、情緒が

音楽に乗せにくく、人によっては、ドライすぎる

演奏と感じます。

悲しみに浸りきれない、何か風のようなものの

流れを感じてしまうからです。


演奏3は この4つの演奏の中では一番、横のつながりを

感じ、感情のうごめきや情緒の流れがのりやすい。

左右が上手く出ている。上下的な上に積みあがっていく

感じもあり、バランスが良いと思います。


演奏4は、思考の拘泥、足踏みを感じますね、。

捻れがある。8種。音楽の間がもやがかかっているように

なってしまい、音の繋がりにかけて情緒の流れが

途切れ途切れになります。