和ポップス好き

和ポップス好き


正:2種=3種>>>10種


邦楽のポップスの中心にあるのは「言葉」だ。

邦楽ポップスは歌謡曲もそうであるが、演歌の湿り気を

陽気にあてて乾かしたような軽さと温かさを持ち、暗さ

や情念の苦手な左右型3 種は、これを好む。


しかし3 種の最も惹かれる要素は言葉による展開と、その物語性に

欠かせない「旋律」というものが主体となるところだ。

3種は歌わない、ことには始まらないのです。リズムだけ

取って踊りながらブツブツ囃してるだけでは、面白くも

可笑しくもなく、音楽というものは、繋がりの展開だと、

そう感じたいのだ。


そこで最も重要な要素が、メロディの美しさや山や谷に移り変わる展開となる。

なぜ繋がりの展開に惹かれるのかは、消化器系の旺盛に働く左右型3 種にとっては、

好き、嫌いという感情の色調がそこに感じ取れるからだ。

感情の色合いは、メロディの甘さや渋みや、明るさや暗さがくるくる変わる

その旋律の動きと同調しやすい。消化器系が感情に結びつくのは、喜怒哀

楽の情動というものが消化器の働きと密接に連動しているからで、

消化器系が自律神経と密接に関係して活動していることと関連する。


交感神経、副交感神経共に活発に動くタイプの3種は、

食べることで弛み、快感を得る。

3種は交感神経が活発に活動すると感情が万華鏡のごと

くクルクル動く。緊張が高まると過度の喜怒哀楽となり、

お腹が空く。食べると弛み副交感神経に任せるのだ。


上下型2 種が、同じように邦楽ポップスに惹かれるの

は「言葉」の要因が高く演歌では粘度がキツイと感じる

のです。情緒が過多であると2種は呑み込めない感じが

出る。邦楽ポップスの言葉は日本語であることと同時に、

言葉が羅列され意味が飛ぶ傾向がある。リズムに合わせ

るための便宜的な理由が主だが、この糸を引かない言葉

の関連性と展開に、2種は関係性を欠いた単語や文節を

集積する自身の習性に馴染むものを感じ、これに好感を

抱く。


10種が和ポップスに惹かれる理由は、

必要以上に集注を要求されず、

粘度も高くないさっぱりしたところ、

かといって「言葉」が判らないこともなく

聞き流しながらもその感覚を味わえるところにある。