演歌好き
演歌好き
正:7種―8種>2種>>10種 (左にいくほどあてはまる確率が高い)
逆:1種<9種<6種<<5種 (左にいくほどあではまらない確率が高い)
演歌というのは、情感の吐露であり、情感を描くため、
必要以上の哀切感や過剰な物語性が準備され、相当に濃
い情動や情緒の発散表現となる。
その物語性はしかし、単純で短絡的で、複雑さから無縁だ。
それは単に豆の集合に過ぎないのに百本の糸を引く粘度の高い、
すっきり感のない世界である。この単純でありながら、
物事を大げさに大事オオゴトにしてゆく粘度感は
捻れ型と呼ばれるタイプの人たちには大いに馴染む。
湿度に敏感に反応する捻れ型は、7種も8種も湿度が上がれば暑いと感じ、
べたついた汗をかく。このべたつき感は泌尿器系の動きを反映しており、
湿度の上昇と共に泌尿器形が活発に働き、また草臥れやすくもある。
演歌の情的な展開は、常に湿り気と暗さを持っており、
快晴のカラッと乾いた世界と相容れない。
捻れ型の嗜好は張ったり感だ。大向こうに見栄をきりたいという事で
演歌の大袈裟で過剰な情的過量感が嗜好性にぴったりである。
湿っぽさや情的に動かされやすいその性向にも非常に適っている。
上下型二種が次に続くのは、演歌が忸怩たる思いを代弁しているからだ。
忸怩たる思いとは、自分の取った行動について恥ずかしく、
恥じ入ってそれが不安でたまらない気がかりとなっている様子である。
あんな恥ずかしい行動を取って人にどう思われただろうかという
恥ずかしさと不安でいっぱいになって考えがそこから離れられない状態を指している。
演歌の情念的な表現は、しばしこのような「人目」と「恥ずかしさ」にさいなまれながら、
それでも思いを断ち切れない、、というようなジトッとした表現に満ちている。
忸怩たるとは、現在は気取った言い方で使いまわされているが、
本来はじくじくと、陰々滅々とした思考に陥ってる様を言い表している。
このような気がかりに振り回され、次々に不安に襲われる思考を演歌は、
不織布のように吸い取ってくれる感覚を起こさせる。